2012年8月10日金曜日

第3回「チャレンジ! 鳥取カレー挑戦記」その3


ブラックで“イカす”カレー「あじろや イカスミカレー」


 多彩な味が揃う鳥取カレーの中で、一度見たら忘れられない逸品といえばイカスミを使ったこの逸品だ。前の前に現れた瞬間にまずあがるのは「黒!」という“お約束”の言葉。04年のデビュー以来(初めて食べる人は)その光景は変わらない。
 イタメシではポピュラーなイカスミだが、その独特な香りはカレーとどう合うのか。本連載初、女性スタッフがレポート。



名物の名にふさわしい
ビジュアルインパクト大の品

店の前では日本海のマチらしく“イカ干しマシーン”が回っている。訪れた「あじろや」は山陰海岸の遊覧船を運航する「山陰松島遊覧」に併設する食事処。名物イカスミカレーは真っ黒なルウとイカリング、イカのくちばしフライと“イカ尽くし”。「初めて食べます。“お歯黒”は承知済みです。もちろん」(レポーターA)


イカスミとカレーが大饗宴
マイルドで“いける味”

「え~、こんなにイカスミとカレーは合うんですね」。辛さもマイルドで、レポーターA曰く「誰でも食べやすい。イカスミのクセは感じませんよ!」。「イカスミの生臭みをなくすのに苦労しましたけど、食べやすいカレーに仕上がりました。辛さも相当研究したんですよ」(責任者・川口江美子さん)


カレーのあとはスッキリ味
人気“イカスミスイーツ”

イカスミカレーに続く名物がコチラのイカスミソフト(250円)。多い日は500本近く出るという人気の品は「さっぱりして結構好み。2本いけるかも」(A)というテイスト。こちらも(イカスミの)調合にはこだわった品。「あまり黒いと引いてしまいますからね」(川口さん)。白いバニラと合わせたミックス(250円)も人気。


食べ歩きが楽しい
それが鳥取カレーなのだ

先にも述べたように「あじろや」の横は遊覧船の発着場。「山陰の松島」と称され、底までくっきり見える超美しい山陰海岸巡りとセットでイカスミの逸品を堪能してみよう。老舗から大盛り、個性派と3種を食べ歩いた今回の鳥取ご当地グルメ旅。夏だけじゃもったいない、年中鳥取でカレーを食べよう!












「イカスミカレー大」(650円)/あじろや(岩美町)※おみやげレトルトもあり

(取材メモ)
04年にデビューし、今では岩美町のご当地カレーとして全国的にも知られる逸品だ。県内のリピーターも多く、イカリングにコリコリとした食感のくちばしフライもルウとベストマッチ。「イカスミは肝臓にいいということで、飲んだ翌日に食べられる方も多いですよ」(責任者・川口江美子さん)。実はイカスミソフトも「二日酔いに最高」とか。店舗では目の前の日本海であがった新鮮な魚介類も楽しめる。
住:岩美郡岩美町大谷2182
営:11:00~14:00 ※ソフトは1700まで
休:年末年始
0857-73-1212
●遊覧船、食事はこちらでチェック→http://www.yourun1000.com/

その他の情報はこちら
遊覧後の一息はこちらで『あじろや』



(メモ)★山陰海岸の名所、花崗岩の離れ岩でトンネルのように穴が貫通した洞門「千貫松島」を表現した「千貫松カレー」(650円)も登場。ルウとライスで見事に絶景を再現。こちらもぜひ一度。


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