濃厚でまろやかなカレーソースに
あごの旨味がしっかりのカツが合う!
鳥取県中西部に位置する琴浦町。この町内の国道9号沿いに軒を連ねる飲食店の有志が集まり、このエリアを「琴浦グルメストリート」と名付け、ご当地ならではのグルメを使ったまちづくりが進み、新名物が育ってきたいうので、ぐるっとめぐってみました。
こちらは「レストラン グレイン」。琴浦グルメストリートの原点とも言える「琴浦あごカツカレー」は、ここで誕生しました。
これが「琴浦あごカツカレー」だ!
- 2010年3月に鳥取市でおこなわれた「B級+お宝グルメフェスティバル」でグランプリを受賞
- カツは、赤碕漁港で水揚げされた「アゴ」(=トビウオ。琴浦町の町魚)のすり身を使用
- ルウは、アゴだしを配合するなど地元産にこだわる
揚げたてのサクサクした衣の中に、ぷりぷりのアゴの食感と個性のはっきりした香りが印象的です。
さあ、こちらがレストラン グレインの「琴浦あごカツカレー」(750円)です。「同 サラダ付き」850円、「同 コーヒー、サラダ付き」1000円、「持ち帰り」780円となります。
地元民に聞く!あごカツの流儀!
では、実食!と行きたいところですが、ご当地グルメ旅的には、地元民の食べ方のこだわり…地元民ならではの流儀を見つけたいので、琴浦グルメストリートの仕掛人である油井弘行(あぶいひろゆき)さんに、実際に食べていただきながらお話をうかがいました。
ひとくち目は、そのままルウを。次はスパイスをかけ(割りと振ってらっしゃる)、あごカツを一切れ(しかも真ん中!)とごはん、ルウをパクっ!
なるほどー、ルウをあごカツのソース代わりに使う感じですね。
そもそも、なぜ「あごカツカレー」?
素朴な疑問ですが、そもそも、なぜ琴浦町で「あごカツカレー」なんでしょうか?
(3分34秒、結構長いですがお話がディープ!)
地元赤碕港がトビウオの水揚げ高が県内1位なんですね。それに鳥取の県民食であるカレーライスを組み合わせた、というわけなんですね。「トビウオ型のあごカツ」とか色々試行錯誤がされたようです。
シメがあった!
さすが!あごカツをひと切れとルウをちょっとだけ残しておいて、からめて食べるんですね。しかも、左側を残すというこだわり具合。おいしそうです。
●取材メモ
最後にひと切れ残してカレーを付けて食べるという油井さん。あごカツカレーにはシメがあったのだ。これはぜひ真似するべきだ!
●お店情報
「レストラン グレイン」
住所:東伯郡琴浦町八橋392-2
定休日:水曜(祝日の場合営業)
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