鳥取駅から徒歩数分。ランチタイムに「鳥取ホルモン焼きソバ」が食べられる人気店
「鳥取ホルモン焼きソバ」のお店といえば、夕方から営業するお酒中心のお店、というパターンが多いが、こちら「お好み工房 こな」は、お好み焼きを中心にした高校生も通うお店。親しみやすさが売りだ。休日は県外客も多いというのもうなずける。
早速、おいしい風景へとご案内。
まずはパイプと玉ねぎ。
パイプ(小腸)と玉ねぎを炒め、脂のうまみと香りを出す。「ジューーーーッ!」という脂の音と、ハガシ(金属製のヘラ)のリズミカルな音が食欲をそそる。
タレを少々、そして麺を投入。
香り付けのために少量のタレを少したらす。香りが良い。味噌ダレは少し甘めでコクがある。ニンニク控えめ、辛みも少なく女性にも人気の味だ。
もやしとニラ、最後にタレ。
火が通ったら、もやしとニラを投入。全体に味をなじませる。
盛り付け。
手早く盛り付け、フライパンに載せて提供される。
パイプがデカい。ご飯に合ううまさ。
親しみやすい甘めの味だが、香りとコクがありご飯が進むタイプの「鳥取ホルモン焼きソバ」だ。(ご飯は150円)
「ホルモンそば」(690円)/お好み工房 こな(鳥取市)
●取材メモ
2006年オープン。創業50年以上のお店が珍しくないホルモン焼きソバ店としては新しいお店。客層は広く下は高校生からというだけあって、店構えと味はとても親しみやすい。ニンニクと辛さは控えめ、ごま油の香りとコクを重視した味付け。ご飯(150円)との相性はバツグンだ!
住:鳥取市末広温泉町773
営:11:30〜24:00(オーダーストップ23:30)
過去の投稿
粉は大阪千日前の問屋から「お好み工房 こな」
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常盤木(ときわぎ)のごとく永久不変な初代からの受け継ぐ味噌ダレ、季節の野菜と大粒ホルモンを楽しむ名店
この日は晴天でうっすら汗ばむ程の陽気、ガッツリ昼食を摂りたくなった。「ああ、大粒プリプリのホルモンが食べたい」そう思った私は鹿野町を目指して車を走らせた。そして昭和49年創業、ログハウス風の外観が目を引く鹿野町の名店『豊紀和』に到着した。
席に付きさっそくオーダーした。ビールが欲しかったが、さすがにあきらめた。
投入されるホルモンは網焼き用の大粒。
キャベツにタマネギ、さらに…!
プリプリとしたパイプとテッチャンは網焼き用の大粒なものだ。野菜はキャベツとタマネギが定番。そして季節の新鮮野菜を足す。この日は、今が旬のニンニクの芽が入れられた。ホルモンと野菜は別々に炒めるのがここの流儀だ。
麺で野菜を蒸し焼き、粉カツオが振られる。
麺は野菜を覆い隠すように置かれ、すかさず粉カツオが麺にだけ振られる。野菜を蒸すかの如く絶妙の間が置かれて、秘伝の味噌ダレを全体にかける。
ここからが時間との勝負だ。麺のみを手前に引き下ろし、野菜とホルモンがやっと“ご対面”となる。それを一気にかき混ぜていく。そして麺はその隣で焼かれていく。
複雑な焼きの工程を経て完成。
ただ焼くだけではない、分けて焼くという素材の味を最大限に活かすための職人の技を見せてもらった。
焼き完成。皿に盛り付けもうひと仕事
ソバ、具の順で皿に盛る。そして全体にもう一度味噌ダレをかけ、青のりをまぶして完成。青のりとニンニクの芽の緑が鮮やかな「鳥取ホルモン焼きそば」だ。
「ホルモンやきそば」(850円)/喫茶・定食 豊紀和
豪快に脂がはみ出すパイプはもちもちプリプリ。テッチャンの違う食感もありホルモンの旨みが倍増する。旬のニンニクの芽のシャキッとした食感と、タマネギのシャリシャリした食感も新鮮だ。麺だけに許された粉カツオが風味よく、全体にコクと深みを与える。これは甘くスッキリした味噌ダレを活かす、やさしい味の逸品だ。女性に人気なのもうなずける。
住:鳥取市鹿野町今市寺ノ前1509-2
営:9:00~21:00
休:水曜、祝日の場合営業
電話:0857-84-3048
過去の投稿
鳥取食録 2009-08-31
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