半世紀続く鳥取のソウルフード「素ラーメン」を探食。
ところで「素ラーメン」って何?
鳥取の味「素ラーメン」探訪に向かったのは編集部OとU、そして「花トリピー」と今年9月に鳥取市で開催される『第30回全国都市緑化とっとりフェア』のキャラバン隊。そう、「花トリピー」はこのフェアのマスコットキャラクターでもあるんです。
ところで「素ラーメン」と聞いて、どんなラーメンを思い浮かべますか。キャラバン隊に聞いてみると「具のないラーメン」から「化粧をせずに食べるラーメン」という珍解答も出現。いよいよ「素ラーメン」と出会うのが楽しみになってきました。
ところで「素ラーメン」と聞いて、どんなラーメンを思い浮かべますか。キャラバン隊に聞いてみると「具のないラーメン」から「化粧をせずに食べるラーメン」という珍解答も出現。いよいよ「素ラーメン」と出会うのが楽しみになってきました。
素ラーメン発祥の店「武蔵屋食堂」にてご対面
その“素”顔、そして誕生の秘話とは
素ラーメン発祥の店「武蔵屋食堂」にてご対面
その“素”顔、そして誕生の秘話とは
「素ラーメン」の正体、それはうどんダシの中に中華麺が入った麺料理。鳥取市中心市街地にある「武蔵屋食堂」で昭和30年代に誕生して以来、鳥取庶民の味として親しまれている鳥取の“ご当地麺”なのです。
三代目店主・吉村良子さんは「先代である父が、手に入れた細ちぢれ麺に合うスープを探していたんです。そして試行錯誤の末、うどんダシがあう事に気付いたんです」。さらに「何か足らないという事で天カスを入れたら納得できる味になったんです」と「素ラーメン」の誕生秘話を教えてくれました。
なるほど、一件ラーメンとはミスマッチな天カスは、甘味と味に深みを与えて、美味しくさせる絶妙な薬味だったのですね。
「化粧をしてデートで食べたい」
“鳥取の味”は甘い魅力に満ちていた
「化粧をしてデートで食べたい」
“鳥取の味”は甘い魅力に満ちていた
「素ラーメン」には3つの楽しみもありました。まずはスープを飲みます。カツオとコンブの香りも高い少し甘めの和風ダシと中華麺が絶妙に絡み合います。続いて七味を入れて「純和風」のうどん風味を堪能。そしてラストはコショウを入れ、スパイスの利いた「ラーメン」風に変化した味を楽しむんです。
初めて食べる「素ラーメン」の感想をキャラバン隊に聞くと、「化粧をせずに食べるラーメン」と答えたはまちゃんは「化粧をしてデートの時に食べたい」と、その甘い一杯に魅了された模様でした!
花トリピーも素ラーメンの魅力を再認識
“す”っかり「ご当地麺」の“トリ”コに
全員「素ラーメン」の魅力に引かれて、ラストはダレも飲み干して大完食。そして「素ラーメン」の甘い香りを楽しんだ花トリピーから、なかなか“素”敵なコメントをいただきました。
さぁ、みなさんも鳥取市に来たら、ぜひ「素ラーメン」の“素”顔に触れてください。
「素ラーメン(460円)」/武蔵屋食堂(鳥取市)
住所:鳥取市職人町15
営業時間:10:30~17:00
定休日:日曜、祝日
電話:0857-22-3397
●取材メモ
武蔵屋食堂は、昨年の2012年に創業100年を迎えた鳥取を代表する老舗の食堂です。「素ラーメン」のほか“ケチャップあん”でソースをかけて食べる「カツ丼(牛肉)670円」や「中華そば」など庶民の味が楽しめます。
それにしても「中華麺」に「和風ダシ」というのは見事な発想。そして、今も庶民に親しまれて続けている事に「鳥取市民」として誇りを感じました。
最後に、今回ゲスト出演していただいた『第30回全国都市緑化とっとりフェア』のキャラバン隊と花トリピーからのメッセージをどうぞ。
『第30回全国都市緑化とっとりフェア』の問い合わせは、
実行委員会事務局 鳥取市吉方温泉3-701
電話:0857-25-3511