2013年3月6日水曜日

第9回「絶妙なる“コラボ”麺! “素ラーメンの“素”顔とは?」その3

高台から眺める東郷湖。ココロもお腹もリラック“素”の一杯



今回の行き先は鳥取市から西へ45km、山陰道「道の駅はわい」にある『レストランはわい』。
高台から東郷湖を眺めながら食べる絶好のロケーションでいただく“素ラーメン”、その味やいかに。



こちらは入口付近にある券売機で食券を買い、カウンターで商品をもらうセルフ方式のレストラン。
食券を渡して窓辺の席に着くと、そこからは面積約4k㎡の東郷湖が一望。確かに絶景!ただ、目的は「素ラーメン」。厨房からの「素ラーメンの方」の声を聞いて、カウンターにて受け取り、ご対麺(笑)その正体は。




具には定番のネギとカマボコ、天カスにくわえてなんとメンマやワカメが麺を隠すように器いっぱいの具。
さらに香ばしいゴマもふられ、なんとも食欲をそそる一杯です。
まるでチャーシューヌキのラーメンのよう、これは“進化系”素ラーメンなのか?






ゴマの風味と甘めの和風出汁はワカメともよくあい、ある意味「ワカメうどん」のよう。
それでいて中太ちぢれの中華麺との相性バッチリ。和風出汁ともしっかりマッチ。
たっぷりの具材は味に深みを与え、どんどん箸が進みます。
実は具の豊富さに、素ラーメンのお決まりともいえる「コショウをふる」のを忘れて麺を全て食してしまった次第。
そこで残りの和風出汁にコショウを入れて飲むと…、ゴマも効いて最後まで飲み干してしまった。
「ごちそうさま」。
それにしても具だくさんの「素ラーメン」、これは…アリです!





☆取材メモ

店は倉吉市内から車で約4分、鳥取市内から約40分、米子市内からは約1時間と、

アクセスもよろしく、ドライブの休憩や小腹を満たすのにはピッタリのレストラン。

県外の観光客からは素ラーメンという品書きから「具のないラーメン?」と聞かれ

実物を見てビックリされるというが、食べると「さっぱりしてうまい」と反応も上々。

最近では地元中部のリピーターが増えているそうだ。


「素ラーメン(450円)」/レストランはわい(湯梨浜町)

●店舗情報
レストランはわい
住所:東伯郡湯梨浜町宇野2343 道の駅はわい内
営業時間:7:30~21:00
定休日:無休
☎0858-47-5557

店舗の詳しいデータはコチラ〈鳥取食録〉



●観光情報

『中国庭園 燕趙園(えんちょうえん)』

日本最大級の本格中国庭園。瑠璃色の瓦や2000枚を超える天井の彩画をはじめ、華麗な装飾は“中国情緒”満点。毎日開催の中国雑技ショーも必見。


・燕趙園のホームページはコチラ〈中国庭園 燕趙園〉

 http://www.encho-en.com/


グラウンドゴルフのふる里公園

『潮風の丘とまり』

グラウンドゴルフ発祥の地。ゴルフ場のほか実物大の恐竜の模型やスライダーもあり、ファミリーで一日楽しめる。


・潮風の丘とまりのホームページはコチラ〈潮風の丘とまり〉

 http://www.danketurf.com/services/manage/park/tomari/

2013年2月26日火曜日

第9回「絶妙なる“コラボ”麺! “素ラーメンの“素”顔とは?」その2

 

素ラーメンの新たな楽しみ方発見!粋な“立ち食い”はいかが





中華麺と和風出汁の絶妙コラボ「素ラーメン」。
前回はその原点を訪ねましたが、第二弾は“最新”の素ラーメン。
場所はJR鳥取駅を出てすぐ、サンロードの入り口にある、『鳥取駅前そば』
コチラはサッと食べられる立ち食いスタイルで、通勤中のサラリーマンや、190円の学生そばを求める高校生の姿も多数。
そんな地元に愛される一店で、12年にお目見えした「素ラーメン」を食べに来ました。


券売機でひときわ目立つ

「素ラーメン」の文字


こちらは食券を購入し、注文するシステム。
さっそく「素ラーメン」の券を一枚購入。
ラーメンを作る店員さんの手際の良さに惚れ惚れしながら、カウンターでしばし待ちます。


優しく出汁香る

透明スープが食欲そそる


さて、ほどなく和風出汁のいい香りがふんわり漂ってきました。
いよいよ「素ラーメン」のお出ましです。
素ラーメンの“命”ともいえる和風出汁。
『鳥取駅前そば』は、昆布、イリコ、カツオ、そして“企業秘密”(恐らく調味料と思われる)の入った関西風です。
醤油も鳥取県産を使っており、すすれば風味よく少し甘みのある味。
カマボコ2枚、モヤシ、天かす、ネギとトッピングもスタンダードです。

普通ならここで「いただきます」ですが、実は食す前に、鳥取駅前そばの素ラーメンならではの“お楽しみ”があるのです。


トッピングのネギは

“てんこもり”もOK


そう、実は「ネギ」がセルフ式!
ガツンと“山盛り”もOKなのです。しかもネギは自家栽培!
「女性や学生さんに追加する人が多いですね。以前に、ネギをざる2杯分入れた方にはびっくりしましたが…(笑)」(スタッフ・中尾眞喜子さん)

さすがに2杯分とはいきませんが、調査員Hもネギを追加トッピング。

それから、カウンターに向かってスッと姿勢を正して立ち、箸とレンゲもスタンバイ。
準備はバッチリ整いました。

さあそれでは、“立ち食い”の素ラーメン、いただきます!












●取材メモ

12年春に新たに加わった逸品。

そば、うどんにも使用している香り豊かな特製出汁に、天かすが程よい甘さをプラス。細めのストレート麺と相性良くスルスルいける。

スッキリとした味わいで、駅前という立地もあり宴会の“締め”にもピッタリ。

実は女性ファンも多く、毎回素ラーメンを頼む常連も増えているとか。


●店舗情報
住所:鳥取市栄町715
営業時間:7:0023:00
定休日:元日
電話:0857-27-6574(鳥取だいぜん)



●観光情報

JR鳥取駅前のバスターミナルからは、100円循環バス「くる梨」が運行中。

「県立博物館」や「やまびこ館」(鳥取市歴史博物館)などの観光文化施設を、2通りのコースで、それぞれ1時間に3本が往復。素ラーメンの優しい味でひと息ついたら、バスに乗ってのんびりと鳥取の“文化めぐり”を楽しんでみては。

くる梨運行情報はこちら

2013年1月29日火曜日

第9回「絶妙なる“コラボ”麺! “素ラーメンの“素”顔とは?」その1


半世紀続く鳥取のソウルフード「素ラーメン」を探食。
ところで「素ラーメン」って何?





鳥取の味「素ラーメン」探訪に向かったのは編集部OとU、そして「花トリピー」と今年9月に鳥取市で開催される『第30回全国都市緑化とっとりフェア』のキャラバン隊。そう、「花トリピー」はこのフェアのマスコットキャラクターでもあるんです。






ところで「素ラーメン」と聞いて、どんなラーメンを思い浮かべますか。キャラバン隊に聞いてみると「具のないラーメン」から「化粧をせずに食べるラーメン」という珍解答も出現。いよいよ「素ラーメン」と出会うのが楽しみになってきました。






素ラーメン発祥の店「武蔵屋食堂」にてご対面
その“素”顔、そして誕生の秘話とは

「素ラーメン」の正体、それはうどんダシの中に中華麺が入った麺料理。鳥取市中心市街地にある「武蔵屋食堂」で昭和30年代に誕生して以来、鳥取庶民の味として親しまれている鳥取の“ご当地麺”なのです。
三代目店主・吉村良子さんは「先代である父が、手に入れた細ちぢれ麺に合うスープを探していたんです。そして試行錯誤の末、うどんダシがあう事に気付いたんです」。さらに「何か足らないという事で天カスを入れたら納得できる味になったんです」と「素ラーメン」の誕生秘話を教えてくれました。
なるほど、一件ラーメンとはミスマッチな天カスは、甘味と味に深みを与えて、美味しくさせる絶妙な薬味だったのですね。





「化粧をしてデートで食べたい」
“鳥取の味”は甘い魅力に満ちていた

「素ラーメン」には3つの楽しみもありました。まずはスープを飲みます。カツオとコンブの香りも高い少し甘めの和風ダシと中華麺が絶妙に絡み合います。続いて七味を入れて「純和風」のうどん風味を堪能。そしてラストはコショウを入れ、スパイスの利いた「ラーメン」風に変化した味を楽しむんです。

初めて食べる「素ラーメン」の感想をキャラバン隊に聞くと、「化粧をせずに食べるラーメン」と答えたはまちゃんは「化粧をしてデートの時に食べたい」と、その甘い一杯に魅了された模様でした!





花トリピーも素ラーメンの魅力を再認識
“す”っかり「ご当地麺」の“トリ”コに

全員「素ラーメン」の魅力に引かれて、ラストはダレも飲み干して大完食。そして「素ラーメン」の甘い香りを楽しんだ花トリピーから、なかなか“素”敵なコメントをいただきました。
さぁ、みなさんも鳥取市に来たら、ぜひ「素ラーメン」の“素”顔に触れてください。





「素ラーメン(460円)」/武蔵屋食堂(鳥取市)





住所:鳥取市職人町15
営業時間:10:30~17:00
定休日:日曜、祝日
電話:0857-22-3397



●取材メモ
武蔵屋食堂は、昨年の2012年に創業100年を迎えた鳥取を代表する老舗の食堂です。「素ラーメン」のほか“ケチャップあん”でソースをかけて食べる「カツ丼(牛肉)670円」や「中華そば」など庶民の味が楽しめます。
それにしても「中華麺」に「和風ダシ」というのは見事な発想。そして、今も庶民に親しまれて続けている事に「鳥取市民」として誇りを感じました。


<特別動画>
最後に、今回ゲスト出演していただいた『第30回全国都市緑化とっとりフェア』のキャラバン隊と花トリピーからのメッセージをどうぞ。




『第30回全国都市緑化とっとりフェア』の問い合わせは、
実行委員会事務局  鳥取市吉方温泉3-701
          電話:0857-25-3511


●観光情報-1
鳥取市のマチナカ生まれ「素ラーメン」を堪能したら、市内を散策してませんか。マチナカには歴史や趣のある建物が点在、鳥取の“素”顔を発見できるかもしれません。
・鳥取市の観光情報はコチラ
 鳥取市観光コンベンション協会


●観光情報-2
『仁風閣(じんぷうかく)』
1907年、旧鳥取藩主池田家の別邸として建てられたフレンチルネッサンス様式の洋館で、国の重要文化財に指定されています。あたりは鳥取城跡や久松公園など閑静な一帯です。また、昨年2012年には映画「るろうに剣心」(主演:佐藤健)のロケ地になり注目されました。
・仁風閣のホームページはコチラ


●観光情報-3
『童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム わらべ館』
鳥取は、「ふるさと」や「春の小川」などで有名な岡野貞一や、「きんたろう」「だいこくさま」などで有名な田村虎蔵など有名な童謡・唱歌の作曲家の出身地です。1989年に「鳥取・世界おもちゃ博覧会」が開かれた事もあり、「童謡・唱歌のふるさと鳥取」をPRするため、1995年に開館されました。
外観は、かつての鳥取県立図書館を復元したレトロ調の建物で、中は「童謡の部屋」や「おもちゃの部屋」など大人も子どもも楽しめる展示物であふれています。
・童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム わらべ館のホームページはコチラ

2012年12月25日火曜日

第8回「三朝町の正月の風物詩“とちもち雑煮”。そのユニークな内容とは?」


三朝町では“当たり前”、全国的には“???”の
おめでたい「ソウルフード」







皆さんは正月にどんなお雑煮を食べられますか? しょうゆ味に白みそ、赤みそ。もちも、丸もち、角もち、焼く、煮ると各地様々ですね。ある意味「お雑煮」というのは地元に愛され続けている「ソウルフード」かもしれません。

さて、今回ご紹介する「三朝とちもちぞうに」は「小豆雑煮」。一般的には「ぜんざい」です。小豆のお雑煮は全国的にも珍しく、三朝町のほか鳥取県沿岸部、県外でも島根県西部、岡山県北部や兵庫県北部の一部の地域でしか食べられていないとか。しかも三朝町のそれは、普通の白もちではなく三朝町の町木であるとちの木の実を使った「とちもち」を入れるのが特徴です。




その「三朝とちもちぞうに」を正月だけではなく普段から提供しているお店があると聞いて、三朝町の「味処 華」を訪れました。“三朝米のおにぎりととちもち”が大好きという三朝温泉のキャラクター「湯けむり怪獣・ミササラドン」も応援に駆けつけてくれましたよ。「三朝とちもちぞうに」をお見せしましょう。






みんみんさん再登場!
ミササラドンと“華”あるコラボ





取材で伺った「味処 華」の料理長・御船孝義さんは、山陰の人気情報番組のレポーターとしても活躍している「みんみん」さん。ちなみに『鳥取牛骨ラーメン』の回に続いて、2回目の出演です。

そして「三朝とちもちぞうに」の魅力を聞くと、グルメレポートの経験豊富な彼の口からは次のような言葉が出てきました。

「とちもちの香ばしさと食感、これがいいんです。

 そして“ぜんざいスタイル”、三朝の正月の“味”ですよ」







“ぜんざい”ではなく「お雑煮」、さらに「とちもち」
三朝町民の「ソウルフード」なのだ





「味処 華」では「三朝栃もちぜんざい」というメニュー名で提供、こうする事について聞くと、

「雑煮とはいっても“ぜんざいスタイル”なので、「味処 華」では、県外からの観光客に“わかりやすく”するため、あえてメニューは「ぜんざい」と記しています。地元では「雑煮」ですけど、実は観光客には「食後のデザート」として好評ですね」

ちなみに取材スタッフO(三朝町出身)曰く「大晦日の夜更かしで眠たい元旦、家族の「もち何個(食べる)~? 白? 黒(とちもち)にする~?」の声で起こされた記憶のあるのが三朝町民という“説”もあるとか。三朝人にとっては新年に欠かせない“心の味”なんです」 













「栃もちぜんざい(400円)」/味処 華(東伯郡三朝町)








●取材メモ

とちの実はアク抜きにとても手間がかかるが、その方法でもちの味が決まる。かつては各家庭ごとに“とちもち”があったそうだ。小豆が貴重品だった時代は、新年の贅沢として食べられていたという「小豆雑煮」。そして食べると「中気」という病気を防ぎ、正月に子供に食べさせていたとちもち。「三朝とちもちぞうに」はめでたく、かつ健康を祈願する、正月にふさわしい逸品といえる。後世に伝承していくべき食文化だ。

なお「三朝とちもちぞうに」は、とちの実はもちろん、三朝町産の小豆ともち米を使っているという。


住所:東伯郡三朝町三朝791-17 
営業時間:11:30~14:00 17:00~23:00 
定休日:水曜 
電話:0858-43-0006 


〈味処 華〉の詳しい情報はコチラ 





【三朝とちもちぞうに縁JOY会】に聞く

三朝温泉の名の由来は「三回朝を迎えると病が治る温泉」からきているといわれています。それは「年の朝」「月の朝」「一日の朝」の三つの朝ともいわれ、「お正月」とも関係しているが、前述の通り全国的にも珍しい三朝町の正月の縁起物「とちもち雑煮」は、とちもちを作る家庭が減少しているのも事実。そこで「とちもち雑煮」を通じて地域の活性化や文化の伝承をしようと有志が集まり、2012年の旧正月(1月23日)に結成されたのが『三朝とちもちぞうに縁JOY会』です。

会長の中村恭久さんと事務局をしている三朝町商工会の主任・小椋秀一さんに話を伺いました。








「名前にある通りエンジョイ、楽しんで活動することがモットーです」(中村さん)

「町内だけでなく、県外の方にも知っていただきたいですね。そのためにPR活動をしていきたいです」(小椋さん)

今後は町内のとちもち(雑煮)の分布を調べてマップを作成したり、とちの実のアク抜きのレシピを記録に残す活動も展開中とか。

今後は県外にも出展して「三朝とちもちぞうに」を通じて三朝町のPRもしていくそうで、楽しい“良縁”がどんどん広がっていくはずです。



「三朝とちもちぞうに縁JOY会」の問い合わせは、
三朝町商工会
東伯郡三朝町三朝973-1  電話:0858-43-3131







●観光情報-1
湯けむりのまち・三朝温泉は、上原多香子主演の映画「恋谷橋」で脚光を浴びた「恋谷橋」があり、恋人達のあこがれの温泉街としても知られています。スイートスポットを観光したら「味処 華」で伝統の“スイーツ”を堪能しよう。

三朝温泉観光協会のホームページはコチラ


●観光情報-2
地酒「三朝正宗」を製造している三朝町・藤井酒造合資会社の「白狼(はくろう)古酒原酒1996」が、イギリスで開催された2010年「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の古酒部門で金賞。2011年大会でも「白狼古酒原酒1998」が金賞を受賞するなど、“鳥取の地酒”を海外にアピールしています。三朝温泉でほっこりしたあとは、銘酒をお楽しみください。

藤井酒造合資会社のホームページはコチラ


●観光情報-3
三朝温泉に来たら、国の重要文化財に指定されている「三徳山 三佛寺」にもぜひお立ち寄りください。なかでも岸壁に建つ「国宝・投入堂」は圧巻です。ふもとの展望鏡から観る事も出来ます。
三徳山 三佛寺のホームページはコチラ

2012年12月20日木曜日

第7回「弓浜半島のビッグなごちそう、いただきの“頂上”を目指せ!」その3


いただきの新スタイル!釜炊きが登場


前回はいただきの新たな組み合わせに、さらなる可能性を実感しましたが、またもや新たな情報が入って来ました。
今度はいただきそのものが新たなスタイルになって登場したとのこと。
ごはんと揚げを使いつつも、全く新しいというそのスタイルとは果たして
さっそく現場である米子駅前の評判店に行ってみました。



和の空間で新スタイルのいただきを


場所は12年6月に米子駅前にオープンしたばかりの『こうりん坊 山月庵』。
店舗外壁に飾られた、米子の夏の風物詩『がいな祭り』で知られる大きな万灯が目印です。
ほとんどが個室という店内には、中庭もあり和風の空間でのんびりとくつろげると人気上昇中。


揚げは手のひらサイズ
ビッグな大山どり入り


こちらのいただきは2個セット。手のひらサイズの大きな揚げに、ゴボウやコンニャク、地元ブランド鶏『大山どり』といった5種の具とあわせた生米を詰めていきます。
「(詰める時は)量の加減が難しいですね。多すぎても少なすぎてもいけないので、気を使います」(スタッフ・徳永さん)
続いては蒸し。実はここからが、『こうりん坊』のいただきの真骨頂。
調理長のオリジナルアイデアという釜飯用の容器に、一人前ずつ具を詰めたいただきを入れ、特製の出汁をひたひたに注ぎ炊きあげるんです。
つまり、いただきの釜飯
「炊くのに13分。そのあと5分蒸らすことでちょうどよくモチモチに炊きあがります」(徳永さん)




一人前ごとに蒸し上げる
釜飯と同じスタイル

そして、オーダーから約20分。
一人前がに入った、新スタイルのいただきの完成です!



アツアツ出来立ての釜飯
いただきの新スタイルに感動


フタを取るとすぐさまフワッと上がる湯気からは、特製ダシの優しい香り。
いただきを食すべく取り出すと、取り皿を埋め尽くすビッグさ。さすがいただき!
ちなみに新スタイルとはいえ、食べ方はやはり同じ。
ジューシーな揚げとモチモチ米のいただき、口を大きく開けていただきます!


「米子名物いただき(504円)/こうりん坊 山月庵(米子市)」




取材メモ
オーダーが入ってから炊き始めるため、常にアツアツの出来立て。
珍しさから注文する人も多く、県外・県内問わず人気上昇中。
具材はゴボウにシイタケ、さらに大山どりと山の恵みをより感じる逸品だ。
大きめサイズで入る噛みごたえ十分な大山どり、揚げのジューシーさ、米のモチモチ感に甘く香りもよい特製出汁、多彩な味の饗宴を堪能あれ。

店舗情報
住所:米子市明治町140
営業時間:17:00~翌1:00
定休日:無休
電話番号:0859-31-5678



観光情報

12月といえばクリスマス。『こうりん坊山月庵』のすぐ近く、JR米子駅前広場もイルミネーションに彩られ、幻想的な雰囲気に。米子駅からシャトルバスの出ている南部町『とっとり花回廊』では、クリスマスイルミネーションイベントを開催中(12月25日まで)。ちょっとロマンチックに決めてみてはいかが。なお、1月からはウィンターイルミネーションが始まり、1月1~3日は『冬花火』とが新春の夜空を彩ります。こちらも必見!


2012年12月14日金曜日

第7回「弓浜半島のビッグなごちそう、いただきの“頂上”を目指せ!」その2


中華店の放つ逸品、いただきの新コラボに出会う



現在20店舗と、提供店舗を着々と増やす弓浜半島の伝統食『いただき』に、なんと中華とのセットが誕生したという話を耳にした調査員。
さっそく現場である米子市『中華料理 大連』に急行し、その真相を確かめてきました!


ガッツリ派の愛するマチの中華店


米子駅前から南に一分、『大連』は運動部の男子や働く男性など、ガッツリ派から大きな支持を受ける中華料理店。その理由は「なんでも大きく多めがいい」と語る店主による、サービスたっぷりのボリューム!
看板メニューの、溢れんばかりのあんがのった「みそちゃんぽん」でも有名な中華店での『いただき』とは、果たしてどんな姿を見せてくれるのでしょうか?



メインは『いただき』、お伴はラーメン


「いただきセットください」。そうオーダーししばらくして、目の前に現れたのは、いただきが2つにラーメン半サイズという、中華とラーメンのコラボ。
繰り返しますが、いただきが2つに、サイズのラーメン。
あくまでも、メインはいただきなのです。しかもその大きさも大きめサイズ!


★「普通(いただきは)うどんやソバとセットのイメージがありますが、あえてラーメンに合わせてみました。地元だけでなく県外の方の注文もあり、皆さん意外に合う!と驚かれますね」(店主・徳中志伸氏)

それでは、さっそくいただいてみましょう!


旨みたっぷりのいただきと
あっさりスープの絶妙コンビ


今回実食するのは、実はいただきは初挑戦という鳥取県東部出身の調査員H
前回(炉端かば)の動画で教授いただいた通り、思い切って口を開け、ガブリといただきます!

「揚げがすごくジューシー!想像以上にしっかりとご飯に出汁が効いていて、このままペロッといっちゃいそうです(笑)」(調査員H

そして続いては鶏ガラ&牛骨ベースのスッキリ系のラーメン。

「ラーメンスープは逆に、思っていたよりあっさり。甘めの味付けのいただきとラーメンなら交互に食べたくなりますね」(調査員H

ご飯にしっかり染みた甘辛出汁にスープの旨みが混ざり合い、ひと口食べればさらに次のひと口、次のひと口と、快調に食べ進めていく調査員H。ボリューム満点のセットでしたが、見事完食!



「もう満腹!大満足です。お腹がいただき並に大きくなっちゃったかも(笑)」と、食後には調査員から幸せな悲鳴も上がった次第。


特別編「いただき実食」

先に述べたように、メインのいただきはけっこう大きめ。
ニンジン、ゴボウ、鶏肉が入った正統派のいただきからは出汁の香りも漂い、見ているだけでお腹が鳴ってくるのです!

「半ラーメンいただきセット(700円)/中華料理 大連(米子市)





取材メモ

★12年春頃の提供開始以来、話題を呼んでいる新セット。
スープは鶏ガラ&牛骨ベースであっさり。いただきも優しい味わいで、2つという量ながらスルリと胃袋に入っていく。
モチモチ&ジューシーないただきと、コシのあるラーメンとの食感の対比もまた楽しい。
いただきの新たな可能性を感じる逸品は、ガッツリ派ならずとも必食だ。



店舗情報
住所:米子市末広町149
営業時間:11:0014:0018:0020:30
定休日:日曜
電話番号:0859-22-4895


店舗の詳しいデータはこちら
<鳥取食録:看板メニューのみそちゃんぽんは絶品!!「大連」>

観光情報

しっかり食べた後は一休み。JR米子駅から車で約15分、冬期はコハクチョウも訪れる名所『米子水鳥公園』にて、優雅な姿を眺めながらゆったりとした時を過ごしてみよう。


2012年12月6日木曜日

第7回「弓浜半島のビッグなごちそう、いただきの“頂上”を目指せ!」その1



西の玄関口にて、まずは最初のひと口を

前回のおこわに引き続き、今回ご紹介するのも“お米”のご当地グルメ。
忙しい師走にピッタリ、すぐ食べられて、しかも食べ応え満点のビッグなごちそう。
それが、米子市から境港市にかけての『弓浜半島』にて愛されてきた「いただき」です。

始まりは明治の中期頃といわれるいただきは、名峰・大山(だいせん)を思わせる大きな三角の油揚げに、ぎっしり米と具をつめ、それぞれの家庭の味の出汁で炊き上げます。
家庭料理というイメージのあるいただきですが、実は近年では食の祭典や、各種イベントに多数出展。そのたびに完売続出という超注目、話題のご当地グルメなのです。

そんないただきの真実に“登りつめて”いくには、まずは歴史から。いただきで米子のマチを元気にするべく活動している市民団体『米子いただきがいな隊』団長の松原毅さんにお会いしました。

●『いただき』とは?
弓浜半島にて“家庭の味”として愛されてきたという『いただき』。その始まりはなんと明治中期頃! 100年以上もの長い伝統のある逸品だったのですね。

 



さて、予習も終わったところでいよいよお待ちかね、いただきに会いに行きましょう!


滑走路を眺めながら
ご当地の味を堪能

  

今回の舞台は『炉端かば 米子鬼太郎空港店』。空から降り立った旅人が、最初に出会ういただきを、米子市のイメージキャラクター『ヨネギーズ』より『ネギ太』とともにご案内!
実はこのネギ太、フジテレビ「笑っていいとも」に出演し、全国へいただきを紹介したことのある経歴の持ち主! その“通ぶり”にも期待できそうです。


現れたる蒸したての“いただき”
大きさ16センチ!のビッグめし


せいろを開けると、湯気とともにふわっと漂う出汁の香り。
姿を表したいただきに「大きい!」と驚く調査員に対し、ネギ太いわく「これで普通の大きさですよ」。
(調査員、驚きのあまり160センチと言ってしまっておりますが、正しくは160「ミリ」です。でも、思わずそう言ってしまうほど“デカい”のです!)

ジューシーな揚げに頭から
“かぶりつき”でいくべし!


とにかくビッグないただきですが、初めてだと「どう食べていいか分からない」人もいるはず。そこで、『炉端かば』スタッフの生田敦子さんに食べ方の“お手本”を見せていただきました。
「どうぞ」と言うやいなや、生田さんは「私はやっぱり、かぶりついていっちゃいます!」と、アツアツを大きく口を開けて豪快にパクリ。「美味しい〜!」
それを見てネギ太も、その大きな口で一口でぺろり。「もちもちのご飯と出汁の香りがもう最高!何個でも食べられちゃいそう」と味にも大満足!のようです。



☆「旅行で来られた県外の方にオススメしています。皆さん大きさにびっくりされますが、帰るときには「美味しかった」と言ってもらえて嬉しいですね」(生田さん)


“いただき通”ネギ太も太鼓判
旅のお伴にもぜひ
 


ネギ太はすっかり気に入ったようで「(相方の)ネギ子にも食べさせてあげたい」と、いただきを“お持ち帰り”。
そして「これからも県外のファンを増やしていってください!」と、生田さんを激励。その心にはいただきの如く、地元への愛をぎっしり詰めているようでありました。



「浜のいただき(味噌汁)(400円)/炉端かば 米子鬼太郎空港店




●取材メモ
県産米を使用し、具はシイタケ、ニンジンといただきの王道をいく逸品。
たっぷり出汁の染みた揚げもジューシーで、しっかりした味付けに、肴として楽しむ人もいるとか。
持ち帰りもできるゆえ、飛行機の中で“空弁”もオススメ。
店舗は空港ビル内にあり、滑走路を見下ろす大きな窓で旅気分も盛り上がること間違いなし!


住所:境港市佐斐神町1643 米子空港ターミナルビル2F
営業時間:8:0022:00LO21:30
定休日:無休
電話番号:0859-45-3377

店舗の詳しいデータはこちら

●観光情報
ビッグなグルメを楽しんだら、ビッグな“魚”に会いに行こう。桜の名所としても知られる境港市の台場公園にある『海とくらしの史料館』は、700種類、4000点という点数日本一の魚のはく製を楽しめる“海のない水族館”。全長4.2mのリュウグウノツカイやホオジロザメ、マンボウなど、間近で見る巨大はく製は圧巻!


●特別動画最後に読者の皆さんへ「米子いただきがいな隊」からのメッセージを“いただき”ました。


『米子いただきがいな隊』は、201110月に米子市内の有志により結成。県内外のイベントでのPRや提供店舗の拡大に向けて日々活動中!
いただきがいな隊の活動の模様はこちらでも見られます。